作業後を終えたG-SHOCK
いつもご覧いただきありがとうございます。G-SHOCKなどの時計大好きなG-TAROです。
「ガチ汚れしたG-SHOCKを本気でクリーニングしたら、どれくらいキレイになるのか?」と題して、
大型連休に相棒として、いっしょに働いてくれた、GA-2000-1A9JFをクリーニングしていきます。
ペンキを塗ったり、泥をいじったり、モノを運んだりと、いろいろな作業をしたので、各所に土が詰まり見た目は真っ黒なご覧の有様です。
GA-2000-1A9JFのウレタン・ベルトの表面には小さな凹凸があり、隅々まで土が付いている状態です。
ここまでガチ汚れしたのは、たぶん数年振りくらいでしょう。
裏蓋に刻まれた「CARBON CORE GUARD」の中にも、汚れやゴミなどが付着して文字がハッキリと見えています。
裏蓋の部分は直接肌に触れている時間が長いので、汗などが付着していて、画像では分からない汗臭さもあります。
クリーニング
ここまで酷くガチ汚れしたG-SHOCKをクリーニングしていきたいと思います。
今回のクリーニングでは、頻繁に日常的におこなうことを想定して、一般家庭で準備できるものや、あまりコストを掛けないグッズをつかいたいと思います。
<分解>
ドライバー(必要に応じて)、タオル(洗浄後に拭くものと共通でも可)
<洗浄>
洗面器、中性洗剤、歯磨き粉
<仕上げ>
クレポリメイト、タオル
洗浄
通常行うクリーニングでは、部品の分解、洗浄の順番でおこないますが、今回はかなり汚れがヒドイので、予め洗浄をしてから分解作業をおこなっていきます。
汚れがヒドイく、G-SHOCKの表面に土などが付着しているときに、ブラシなどでいきなり擦ってしまうと傷の原因になります。
洗面器にお湯を張り、汚れや付着物を分解して取りやすくします。
肉眼でも確認できるくらいにお湯に入れた途端、付着していた泥などが取れるので、約30分程度、入れて様子を見てみます。
使うお湯は、電気ポットなどの高温(80〜90℃)だと、部品が変形する可能性があるので、お風呂のの残り湯(40℃)くらいが適温です。
※時間の経過とともに、湯温は下がっていくので、温度の効果を実感できる30分程度、入れるのがオススメです。
分解
表面の目立つ汚れは、ひと通り取れたようなので、作業しても大丈夫そうなので分解作業に入ります。
分解作業をするのは、手間と時間を要する場合もありますが、クリーニングできる範囲がグッと広がりますので、可能な限り分解します。
分解作業でオススメなのが、ANNEX(アネックス)のドライバーです。(10年以上使い続けているのをヒビが物語っています。)
アネックスさんのドライバーを使うようになってから、細かいネジを扱う場合に頻繁に発生しがちな、空転(舐める)が圧倒的に無くなります。
アネックスさんは日本製! しかも金物など金属加工で世界的信頼のある「新潟燕三条」の企業さんなんです!!
コア部分は分解しないので、ベルトとコアの分解のみをおこないます。
やり方としては、コアとウレタン・ベルトの繋ぎ目にある金具をマイナス・ドライバーで外します。
スライドレバー式の金具なので、横に移動させると留め具が緩むので、緩んだ状態のままベルトを移動させて外します。
ベルトを外した途端に、奥から汚れた部分が見えてきました。
コア部分、ウレタン・ベルトに分解することができましたので、細かいところまで洗浄していきます。
再洗浄
再洗浄には、食器用洗剤と歯磨き粉をつかいます。
どちらも一般的にドラッグストアなどで販売されているもので、特に高価な物をつかっても大差はないので、自宅にあるものでかまいません。
洗面器にお湯を張り、食器用洗剤を入れて軽く混ぜ泡立てると、G-SHOCKに付着した油分が取り除かれ、汚れを分解してくれます。
時間の経過とともに、お湯が黒く濁ってくるのがわかります。
表面(ベゼル)や細かい部分を洗浄する際は、使い古した歯ブラシで各部を洗います。
洗うときは、強くゴシゴシ擦るよりも、傷を付けないように軽く擦るのを心掛けます。
G-SHOCKのパーツ自体が、汚れを吸着する素材ではないので、軽く擦るだけで、おおよその汚れは取ることができます。
とくに汚れがヒドイ部分には、歯磨き粉を付けて磨くと効果的に、キレイさが増していきます。
乾燥
ひと通り洗浄が終わったら、タオルなどをつかい軽く撫でるように、水分を取り除いていきます。
表面の水分がある程度なくなったら、時間を掛けて陰干しによる自然乾燥をします。
仕上げ
乾燥が終わったら、クレポリメイトでの仕上げがオススメです。
本来の使い方は、車の樹脂類(ダッシュボードやハンドル等)の光沢を出すための製品ですが、G-SHOCKのような樹脂製品のツヤ出しにも合っています。
使い方は非常にカンタンで、ツヤ出しをさせたい場所に吹き付けて、拭き上げるだけです。
樹脂製の光沢出し製品はいろいろありますが、クレポリメイトは安いうえに、光沢の持ちも良いです。
作業完了
自己流クリーニング作業完了しました! 定期的にクリーニングしますが、やはり気持ちが良い瞬間です。
最初の状態から比べると、新品になったような美しさです。
一番キレイになったのが分かるのが裏蓋でしょう。
汚れで「CARBON CORE GUARD」の文字がハッキリ見えていましたが、歯ブラシと歯磨き粉で磨いたので、中の汚れも無くなっています。
ウレタン・ベルト部分にあったペンキもキレイに取れ、光沢も出ているので、経年劣化を感じさせない仕上がりになっています。
もちろん、コアとウレタン・ベルト部分の汚れが溜まりやすいところも、しっかりと分解作業までしているので、ちゃんと汚れが取れています。
また、これで作業の相棒としていっしょに活躍してくれそうです。
あとがき
「ガチ汚れしたG-SHOCKを本気でクリーニングしたら、どれくらいキレイになるのか?」として、ガチ汚れしたG-SHOCKをクリーニングしてみましたが、どうでしたでしょうか?
1. 防水機能があるので、思いっきり洗える
2. 使われている素材が、頑丈かつ、汚れが吸着しにくいので、クリーニングしやすい。
3. 「メンテナンスが容易」ということは、長持ちすることができる。
メンテナンスをすることで、G-SHOCKに対する愛情も増すので、ぜひとも参考にクリーニングしてみてください。
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